世界165ヶ国に普及発展し、約5千万人もの
愛好者がいるとされています。
その空手は沖縄が発祥の地です。
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沖縄は琉球王国と長い間呼ばれ
立派な独立国でした。
中国や日本、朝鮮や東南アジアなどとの
貿易で栄え、
その文化、芸能は奥深く、
独自の歴史を持っています。
空手もそんな独特の歴史、
文化の中で誕生しました。
15世紀~16世紀にかけて倭寇と呼ばれる
海賊が盛んに琉球や中国に出没しました。
航海途中に身の安全を確保するために
沖縄独自の護身の武術として
空手、沖縄では「ティー(手)」が誕生したとされています。
この「ティー」は中国、東南アジア、朝鮮、日本などの
影響を受け体系化、完成されていったとされています。
琉球王国時代には、
首里城を中心に発展した「首里手」
商業都市那覇で栄えた「那覇手」
両者の中間にあった泊村一体で栄えた「泊手」
がありました。
ちなみにおきなわ空手サークルの
おきなわ小林流は「首里手」です。
その後、1609年、薩摩の侵攻を受け
薩摩支配下の元、禁武政策(琉球人は武器を持ってはいけない)のため
250年間の長い間、門外不出の武術として士族の間で
秘密裏に受け継がれ、鍛え上げられてきました。
しかし近代を迎え、大正時代に日本に
そして昭和初期には海外に広まりました。
第二次大戦後には沖縄空手界は
小林流(首里手)、剛柔流(那覇手)
上地流、の3代流派に分かれました。
伝統的な沖縄の空手は
それぞれ攻防の技を理論的に
組織体系化されたそれぞれの型を基本とし、
長年にわたる厳しい鍛錬によって身体と心を
鍛え上げつつ、人格の完成を目指しています。
(参照:沖縄空手・古武道グラフ)
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