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2013年4月26日金曜日

沖縄空手・古武道の歴史

空手は現在では多くの人に親しまれています。

世界165ヶ国に普及発展し、約5千万人もの

愛好者がいるとされています。

その空手は沖縄が発祥の地です。


沖縄は琉球王国と長い間呼ばれ

立派な独立国でした。

中国や日本、朝鮮や東南アジアなどとの

貿易で栄え、

その文化、芸能は奥深く、

独自の歴史を持っています。

空手もそんな独特の歴史、

文化の中で誕生しました。

15世紀~16世紀にかけて倭寇と呼ばれる

海賊が盛んに琉球や中国に出没しました。

航海途中に身の安全を確保するために

沖縄独自の護身の武術として

空手、沖縄では「ティー(手)」が誕生したとされています。

この「ティー」は中国、東南アジア、朝鮮、日本などの

影響を受け体系化、完成されていったとされています。


琉球王国時代には、

首里城を中心に発展した「首里手」

商業都市那覇で栄えた「那覇手」

両者の中間にあった泊村一体で栄えた「泊手」

がありました。

ちなみにおきなわ空手サークルの

おきなわ小林流は「首里手」です。


その後、1609年、薩摩の侵攻を受け

薩摩支配下の元、禁武政策(琉球人は武器を持ってはいけない)のため

250年間の長い間、門外不出の武術として士族の間で

秘密裏に受け継がれ、鍛え上げられてきました。


しかし近代を迎え、大正時代に日本に

そして昭和初期には海外に広まりました。

第二次大戦後には沖縄空手界は

小林流(首里手)、剛柔流(那覇手)

上地流、の3代流派に分かれました。


伝統的な沖縄の空手は

それぞれ攻防の技を理論的に

組織体系化されたそれぞれの型を基本とし、

長年にわたる厳しい鍛錬によって身体と心を

鍛え上げつつ、人格の完成を目指しています。


(参照:沖縄空手・古武道グラフ)


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